top of page

◆2017年初夏◆ ドイツ・チェコ買い付けの旅 ~7日目~ ベルリン 恐怖?!の夜

◆◆ 7日目 2017年6月28日(水) ◆◆

朝早くのバスに乗って、プラハを出発。

ばいばい、プラハ。また絶対に来るよ!

今回の旅は、長距離の電車は使わず、都市間の移動はバスのみだった。

渋滞などにひっかからなければ、ストレスもなく

距離によっては電車とかかる時間が変わらない場合もあるし、

何より経済的…

とはいえプラハからベルリンは結構離れているので、7時間くらいの旅。

さすがに疲れを感じながら、

ベルリンの中心地・アレキサンダープラッツに到着。

テレビ塔と世界時計。どちらも東ドイツ時代の建造物。

近未来的な雰囲気なのに、ノスタルジック。

まずはチェックイン…と、宿泊先へ向かう。

楽勝で歩ける距離だと思っていたら結構あった。

チェックインまでは順調に…

だけど、なんだか部屋が…イマイチ。

今までの部屋よりだいぶ狭いし、なんか汚れてるところがあるし、

ちょっと変なにおいもする…

うう…ここで最終日まで5泊かぁ。ちょっとキツイなぁと思ってしまった…

(ちょっとテンション下がってしまったので部屋の写真は撮らず笑)

この宿、正直あまり口コミもよくなかったのだけど、

ベルリンはもともと予算に見合う宿泊先が少なく

(私たちが予約するのが1週間前とかだったので、仕方ない)、

仕方なくここになった。

また、これまでは当たり前のようにキッチンや冷蔵庫が使えていたけど、

ここはその設備がなく(コーヒーを入れるお湯も使えない)ちょっと困った。

まぁ事前に情報をチェックしていなかったし、

これまでドレスデンやプラハの宿泊先の便利さに慣れてしまって麻痺していた部分があるので、完全に自分たちのせいだけど。

みなさん、宿泊先の設備はきちんと見て行ってくださいね。

(言わなくてもたいていの人がちゃんとチェックすると思うけど ^^;)

フロントの方の対応もあまり良いとは言えず、

しょぼーん。。。としながらベルリンの町に出た。

なんだか曇り模様。

旅の初日にベルリンに着いたときも、雨が降っていたっけ。

まちなかで、こんなオブジェを見つけた。

フライパン?をつなげて作ってある。

なんだかブルーな気分が、少しだけなごんだ。

ベルリンで食べたいと思っていたcurry wurst(カリーブルスト)も

食べられて、満たされる。

どこで食べられるかなど、こちら見てみてください→ 

旧東ドイツの首都だけあって、

ベルリンには旧東ドイツの製品(DDR)を取り扱うお店がある。

その中でも有名なお店のひとつがこちら。

オレンジと店名にもなっているだけあって、あざやかなオレンジ色の商品が目をひく。

日本の昭和レトロ好きな人も好きそうな世界。

特にキッチン用品のスペースはディスプレイに気合が入っていた。

同じ色をまとめてディスプレイ、という形がヨーロッパの方はうまい気がする。蚤の市でも何度か見かけた。

勉強になります。

この日は中心地に近いセカンドハンドで少しだけ仕入れして、夜になった。

だけどなんだかあそこへは帰りたくない。。。

この時からなんだかよくないことが起こるような、そんな予感はしていた。

ドミトリー部屋ではなく個室なのだけど、

トイレ含めバスルームはフロアの共用。

私は完全個室になっているシャワールームを使ったけど(ドアが仕切られているだけで、いくつかのシャワールームが同じスペースにあるところもある)、

天井がつながっているためか近くのシャワールームから若い男の子たちのはしゃぐ声が聞こえてきていて、なんだか落ち着かない。。。

そんな集団のお客さん、いたんだ…?

部屋数はそれなりにあるけれど、

不思議と廊下で誰かとすれ違うことはそれほどない。

なのでそんな団体のお客さんがいるのだと意外に思った。

シャワーを浴び終えてもまだ声が聞こえてきていて、

そそくさと部屋にもどる。

そして夜も更け、

あまり居心地のいいとは言えないベッドのシーツにくるまって、

なかなか寝付けないでいるとき。

どこかからシクシク泣く女性の声。

時々、声を荒げている。

それをなだめるような男性の声。

そして、私たちの部屋の前を行き来する足音。

ドイツ語だか、ほかの言語だかで、内容はわからない。

声は、隣の部屋なのか、廊下からなのか…?

なんだかすぐ横でしゃべってるみたいによく聞こえる。

私たちの部屋のすぐ隣にあるトイレと部屋とを、

行ったり来たりしているのかもしれない。

声はずっと聞こえてくる。

なんだか大変なことが起こっているんじゃないだろうか…?

どきどきしながら暗闇の中、

おそるおそるベッドを抜け出して鍵がかかっているかをチェックする。

間違って、この部屋に入ってくることなんかがあったら困る。

しかも、こんなんじゃ夜中にトイレ行きたくなっても怖くて行けない。

幸い、トイレにはいきたくならなかったけど。

数時間はその声に悩まされていた気がする。

いや実際もっと短い間だったのかもしれないけれど、

体感的にはそのくらい。

気づくと、あまり寝た気がしないまま朝になっていた。

ところが、山本はそんな声に気づかず熟睡していたらしい。

なんて図太いんだ。

ん?

いやまてよ、

そもそも昨日のあの男女の声は私にしか聞こえないものだった、とか…?

まさか…

OMG…)゚Д゚(

翌日、隣のトイレがすごく荒れていた。

(どのように荒れていたかはご想像にお任せします)

その様子から

昨日、部屋の外から聞こえてきた声は

おそらく

ただの酔っ払い。

——*…*——*…*——*…*——*…*——*…*——

ヨーロッパを旅しながら 蚤の市や田舎町のブロカント倉庫でみつけた 古くて愛おしい小物たち

小さな小さなアトリエでうみだされる 手仕事による洋服と雑貨たち

他にはない此処にしかないものに出逢えます

——*…*——*…*——*…*——*…*——*…*——

atelier o n e f l o w e r

——*…*——*…*——*…*——*…*——*…*——

bottom of page